あなたは知っていますか?「拒食症」の本当の怖さ

あなたは知っていますか?「拒食症」の本当の怖さ

「摂食障害」という言葉をご存じですか?

摂食障害には、「神経性やせ症」とも呼ばれる拒食症や、「神経性過食症」などがあります。特に女性に多く見られ、患者の90%以上が女性であると言われています。拒食症は10代で発症する人が多く、過食症は20代に多いとも言われており、拒食症から過食症へ、過食症から拒食症へと変わるケースも少なくありません。

特に「拒食症」は、低体重が進むほど、生命に関わる病気の発症や女性特有の機能を失いやすくなってしまいます。また、低体重である状態が続けば続くほど、治療が難しくなるため、早めの対処が必要です。

「拒食症」はどんな症状があるの?

「拒食症」の症状には、

①極端に食事を制限と過度な運動をする「摂食制限型」

②食べては吐くを繰り返し、下剤の大量使用などを行うことで低体重を維持する「過食・排出型」

の2パターンがあります。

さらに、

・体重が増えることに対する恐怖心がある

・自分の体重が気になって仕方がない

・体重を減らすために過度にタバコを吸ったり、ガムを噛んだりしている

・生理不順あるいは生理がとまっている

・疲れやすい

・冷え性で寒がりである

・いつもイライラしており、集中力がない

などの身体的・精神的症状がある場合は、要注意!

「やせ」が進むと、生理がとまり、女性ホルモンのバランスが崩れ、骨粗しょう症や不妊の原因にもなりかねません。

「低体重」はどのくらいが危険!?

「低体重」と言っても、どの程度が低体重で危険であるのか、難しいですよね。

例えば、身長160㎝である女性の場合、標準体重は<56kg>となります。

標準体重の80%以下となると、「やせすぎ」と判断され、さらに生理がとまっている場合は「拒食症」と診断されます。(※他に原因となる疾患がない場合)

身長160㎝の女性として計算すると、標準体重の80%は<45kg>となるため、45kg以下であり、かつ生理がとまっている人は「拒食症」である可能性が高く、さらに標準体重の60%以下となると、低栄養による腎不全や低血糖、不整脈や脳の萎縮など、生命に関わる合併症を起こすことも・・・!

また、拒食症は「自分が病気であると認めない」ことも特徴のひとつです。「拒食症」は単なる食欲や食生活の異常と思われがちですが、精神的な要因が強く、体重が増えることに対する過度な不安から発症しやすい病気です。繊細で人との付き合いに気を遣いすぎる人や、周囲からの期待に応えようと無理してしまい、それがいつの間にか恐怖心へと変わり、自分を見失ってしまうのです。

だからこそ、周囲のサポートがとても大切であり、身近なひとが気づいてあげることも大切です。

まずは、自分の身体の状態に気づくこと、あるいは、周りが教えてあげること。そして、相談できる相手を見つけることが、「拒食症」から抜け出す近道です。

自分の身体を労り、見つめ直す時間を作ってみませんか?

この記事を書いた人

Princess Spot

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姫ぽっとを作成・企画しています。まだ謎の多い人物でありたいので
名前・年齢・性別・などは伏せさせていただきます
よろしくお願いいたします