先に答えを言ってしまいます。
みんな平等です。
お金を払っているお客様がえらいわけでもなければ、スタッフは働く女の子に対して低姿勢じゃなくちゃいけないこともないし、逆に高圧的な態度なのもおかしい。
本来そこに上下関係は存在しないはずなんです。
なんとなくわかっていても、なぜなのかはよくわからんって人もいるだろうし
答えだけを聞いたところでいまいちピンと来ない人もいると思います。
図を使いながら説明していきますね。
(図は頑張って自作しました、褒めてください)
【お金の本質と、商売】
さて。
お金って、なにか知ってますか?
今の時代では一般的に長方形の紙に印刷したものだったり、金属を平たい丸に固めたりしたものを使ってますよね。
そう、紙幣と硬貨ってやつです。
個人的には諭吉が好きです。
それらを財布に突っ込んで、ネイル替えに行ったりコンビニで飲み物買ったりケータイ代支払ったり家賃振り込んだりしながら、我々は生きているわけです。
では昔はどうだったんでしょう。
紙幣や硬貨が存在しない頃、人々はどうやって欲しいものを手に入れていたのでしょうか。
例え話しをします。
あなたが肉を食べたいと思った時、目の前に肉を持った人が現れました。
あなたは肉を少し譲って欲しいとお願いしました。
木の実採りが得意なあなたは、肉と交換に木の実をあげました。
あなたは肉を手に入れました。
そう、お金という概念が存在しない時代では、私たちは物々交換で欲しいものを手に入れていました。
そしてこれが商売の原型であり、本質です。
欲しいものと同等の価値のあるものとで行われる、物々交換、等価交換です。
お金は物々交換ができない時の為に生まれたものに過ぎません。
先ほどの例え話しを続けます。
次はお金を登場させてみますね。
別の日、あなたが肉を食べたいと思った時、また目の前に肉を持った人が現れました。
ですがしばらく悪天候が続いたせいで木の実は採れず、あなたには交換するものがありません。
そこであなたが取り出したのが、お金です。
お金は人々の間で価値の情報が共有されていて、みんながその価値を信じています。
ですので、交換する品物がなくて物々交換ができない時でも、お金を使えば欲しいものと交換してもらえます。
これは今の時代も変わっていません。
お金のいいところはもっとあります。
木の実のように悪天候が続いても無くならないし、肉のように傷んだり腐ることもありません。
価値を保ったまま貯めたり使ったりすることができる、とっても便利な道具です。
あなたはお金を使って、無事肉を手に入れることができました。
めでたしめでたし。
【お店と私とお客さんの関係】
続いてお店と私たちとお客さんの関係を考えていきたいところなのですが
その前に、お店の役割を確認しておきましょう。
お店の役割は大きく二つ、集客と女の子のサポートです。
具体的には
・集客と仲介、案内
・求人募集と面接
・公式HPの更新
・ホテルとドライバーの確保
・女の子やお客様の送迎
・撮影や講習のスケジュール調整
・クレーム対応
・待機室や待合室の清掃
・備品の補充と管理
・やばいお客さんが来た時に、女の子を助ける(盗撮とか)
ザックリこんな感じでしょうか。
そして私たちの役割は
・お客様へのサービス
です。
なんかややこしかったりめんどくさそうなことの殆どはお店がやってくれて、私たちはお客さんへのサービスに集中できるようにしてくれてます。
お客さんは女の子のサービスをお金で買っている、と思われがちですが(私もそういう言葉で説明することあるし)、実はそのお金には、上に羅列されたようなお店の役割(仕事)分の料金も含まれています。
なのでお客さんから受け取ったお金は、女の子とお店でわけわけします。
こういうことです。
前記事でも書きましたが、お店と女の子の関係は対等なビジネスパートナーです。
そしてお客さんと私たちお店側(お店と女の子)も、本来対等です。
お金を払った方がえらいのではありません。
お金を受け取った方が弱いのではありません。
お客さんが欲しいと思ったものを私たちお店側が提供している。
そこではお金とサービスの等価交換が行われているだけです。
【まとめ】
すでに冒頭で答えを書いてしまっていますが、大事なことなのでもう一度。
我々は平等です。
お客さんと私たちとお店は、それぞれ自分が持っている価値と相手の持っている価値を適した量で交換しているだけです。
もともとは欲しいものを手に入れるための物々交換で、交換できるものがない時のために生まれただけのお金ですが
今の世の中には、お金をたくさん持ってる人がすごい、みたいな風潮がどこかありますよね。
余談ですが
手元にお金をたくさん持っていなくても、他の人が欲しがるもの、提供できるものを持っていれば、必要な時に必要な分のお金を受け取ることができます。
他者が欲しがるものは、換金できるってことです。
つまり、今現在お金をたくさん持っていないとしても、それ自体が生活に及ぼす影響は小さくなり、現金を持たないことが生きていく上での大きな問題になりにくくなるんですよ。
自分にはお金と交換できるものなんて無い、自分は他者に価値提供なんてできないと思っている人は、まだまだ多いように感じています。
でも、大抵が自分の価値に目を向けていないだけ、気付いていないだけで、ほとんどの方が誰かの欲しがるものを持っています。
自分が提供できるものを知り、「これが提供できますよ〜」と看板を掲げ、それを見て「欲しいです、買わせてください」って手を挙げる人が現れる。
これが起業、自分で作り出すの仕事の始まりです。
私は、風俗嬢は起業に向いてるなあと思っています。
起業の話も面白いので、また別記事で書けたらいいなあ。
では、また。